スタッフ田中です。
今年も日本最大規模の自転車レース、Mt.富士ヒルクライムに参加してきました。
2018年に記録した64分46秒という自己ベストの更新を目指しての参加です。
第18回 Mt.富士ヒルクライム 男子30-34歳クラス
レースデータ
2022年6月12日 天候 曇りのち晴れ(スタート直前まで雨)
スタート時刻:AM06:40
タイム:1時間04分28秒
クラス順位:7位(出走739名)
一般(主催者選抜・エキシビジョン除く)総合順位:42位(出走6617名)
機材
車体:TREK Emonda SLR DISC 2021モデル 52cm
コンポーネント:シマノ ULTEGRA 11速
ギア比:フロント50/34T リア11-30T(アウターのみ使用)
ホイール:Bontrager Aeolus RSL 37 TLR
タイヤ:Panaracer AGILEST Light クリンチャー 700x25C (前6bar 後6.5bar)
チューブ: Bontrager Ultra Light Latex
ペダル・メーター込みで完成車重量7.6kgでした。
昨年まではリムブレーキを使用していたのですが、今年からディスクブレーキ仕様に乗り換えました。
コンポーネントの都合などで重量的には今までより重くなってしまいましたが、それ以上のアドバンテージを持った機材でした(詳しくは後日別の記事で)。
ウェア:Bioracer ロードレースワンピース2.0+ミレー ドライナミックインナー
シューズ:Bontrager Velocis
ヘルメット:Bontrager Velocis MIPS
アイウェア:SMITH Optics Wildcat (Chroma Popレンズ)
このあたりは大体例年通りですが、気温がそこまで低くなかったのであまり着込まずに済んで助かりました。
後半は晴れてきて時折眩しいぐらいだったのでアイウェア装備も正解。
シューズカバーも用意はしていましたが使用しませんでした。
レポート
レースまで
過去2回は主催者選抜で出走したものの、実力差が大きすぎ全く勝負にならないことを実感、今回は一般クラスでエントリーし自己ベスト更新を狙うことに。
例年冬場は練習量が落ちがちですが、今季は山岳系ロングライドを何度もこなし基礎を固められました。
また、4月以降は練習で使う峠道で軒並み自己ベストを更新して、ある程度の自信を持って本番に臨むことになりました。
今年も前日は仕事なので受付と荷物預けは参加されるお客様に代理をお願いしました。ありがとうございました。
当日(レース前)
前日は9時30分ぐらいには寝て、午前3時起床。外からは雨の音がするものの大した降り方ではなさそうです。
朝食は糖質中心、ランチパック3袋とフルーツジュースで約1100kcalを摂取しました。
早めに車で駐車場(富士急ハイランド)に向かい、着替えとトイレを済ませて機材も準備。雨は止んだので実走でウォーミングアップすることにします。ここでゼリー飲料2パックも補給(計350kcal)。
スバルラインに続く県道は道も綺麗でアップに最適。軽い負荷から徐々に想定レースペースまで上げていき、その後軽いスプリントを入れて心拍を上げました。
調整はうまくいったようで脚はとても軽く、今日は行けそうだという感覚が強まります。
本来は脚力の近い知人と待ち合わせして一緒にスタートする予定でしたが、残念ながら同じウェーブでスタートする方がものすごく多く、人混みに紛れてしまい合流することはできませんでした。
レース編
パレード走行区間でもゆっくり走りながら知人を探すものの落ち合えず(もっと後方からスタートしていたそうです)。
そんなことをしているうちに、ウェーブ先頭付近の大集団を見送ってしまいました。
そのまま計測開始地点まで来てしまったので、こうなったら自分で集団を作ってやる!という意気込みで計測マットを通過しました。
きっと同じような状態になったゴールド(65分以内)狙いの選手が周りにいるはずなので、ある程度進んでペースが安定したら周りに声をかけて集団を形成することにします。
料金所までは絶対に周囲が飛ばしすぎるので、どんどん追い抜かれながらもパワーメーターをチェックしてFTPを大きく超えることのないペースでスタート。
その後も序盤は急勾配が続くので、あくまでパワーを基本にしたペーシングを心がけてレースを進めました。
ボトルを取ろうとして集団から遅れるような方も見受けられましたが、ボトルケージすら付いていない私に死角はありません。
5km地点を14分40秒ぐらいで通過する頃には大体集団のメンバーが固まってきましたが、ローテーションは回るもののみんな余裕はない模様。前に出たときはFTPのちょっと下ぐらいをターゲットに踏んで、緩い勾配ではエアロポジションを取るように意識。わずかでも無駄を省いて平均ペースを上げていけるようにしていきます。
落ちてくる人にも声を掛けて入ってもらうようにはしますが、引いてもらうのは期待できないようです。
10km地点は28分弱で通過。ゴールド獲得には若干の余裕を持ったペースですが、後半は向かい風になると思われるので油断はできません。タイムを見たのはここが最後。後ろにいた人もほとんど千切れていなくなり、後半の単独走を覚悟します。
この辺りですぐ後ろにいた青いエモンダの選手がかなり気合を入れて引いてくれて少し休めました。
大沢駐車場からは予定通りの向かい風、標高も2000mを越えて酸素の薄さを感じます。意図的に深い呼吸を繰り返し、落ちかけたパワーを回復させます。
前の大集団からこぼれてくる選手はいるのですが、そのペースに合わせていては記録は出ないはず。風下から抜くことで少しだけ風除けにさせてもらい前に上がっていきます。数十メートル間隔で選手がいて、だいぶ先ですが大集団の姿も見えてはいたのでそれを追いかけるのをモチベーションにしていました。
最後の急勾配区間である奥庭の手前で小集団に追いつき、平坦区間では絶対に仲間が必要なので一緒に行きましょうと声を掛け合流しました。
平坦ではものすごく強く引いてくれる方がいてむしろローテーションに入れないぐらいでしたが、おかげで強い向かい風ながらそこそこのペースで進めました。
最後のトンネル手前からは余力を全て使ってロングスプリント!
ラップボタンを押したら64分30秒の表示。よっぽどのことがない限り自己ベスト更新は間違いないでしょう。
レース中の平均パワー270W(4.78W/kg)はFTPの98%に及びます。
実力、もしくはそれ以上のものを出し切りました。
いつの間にか上空には青空が覗き、荷物受け取りの駐車場からは河口湖が綺麗に見えています。
徐々に乾いてきた路面を、自己ベスト更新の余韻に浸りながら下山しました。
上ってくる選手とすれ違いながらの下山、毎年の光景ですがとてもいいものです。
夜になって公式リザルトを確認すると、年代別7位に入っていることがわかりました。
入賞を狙うには63分台前半が必要だと思っていただけに意外ですが、後半の向かい風に苦しんだ選手が相当に多かったのかもしれません。
期待していなかったものの嬉しい入賞となりました。
まとめ
今季は富士ヒルのみに照準を絞った半年計画でトレーニングを積み重ね、普段はしない減量までしての参加でした。そして、4年ぶりの自己ベスト更新とゴールドリング獲得に加えて年代別入賞まで付いてくるという結果を手にできました。
あの時ウェーブ先頭の大集団に付いていっていれば…と思わないわけではありませんが、 レースにたらればはありません。自分の実力は発揮できたと思います。
目標を達成された方も上手くいかなかった方も、参加された皆様お疲れさまでした!来年も富士山でお会いしましょう。
そして、開催に尽力いただいた関係者の方、あちこちで暖かくご対応頂いた運営ボランティアスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
使用した機材や役に立った用品などについては別の記事でまとめようと思います。
応援頂きありがとうございました!
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