【レースレポート】第16回Mt.富士ヒルクライム (主催者選抜クラス 61位)


スタッフ田中です。

毎年恒例となったMt.富士ヒルクライム

今年は主催者選抜クラスで出走し、その洗礼を受けてきました。

レースレポートです。

 

第16回 Mt.富士ヒルクライム 主催者選抜クラス

 

レースデータ

2019年6月9日 天候 雨

スタート時刻:AM07:00

タイム:1時間05分54秒04

クラス順位:61位

走行データ:シクロスフィア  STRAVA

公式リザルト

 

機材

車体:TREK Emonda SLR 2019モデル 52cm H2 fit

コンポーネント:シマノ 電動DURA-ACE/ULTEGRAミックス 11速

ギア比:フロント52/38T(AbsoluteBlack楕円ギア) リア12-25T

ホイール:Bontrager Aeolus XXX Tubular

タイヤ:Bontrager R4 320 Tubular 700x23C (前後7.5bar)

ペダル・メーター込みで完成車重量6.34kgです。

 

ウェア:Bioracer ロードレースワンピース2.0

シューズ:Bontrager Velocis

シューズカバー:Velotoze Tall Shoe Covers

ヘルメット:Bontrager XXX WaveCel

 

 

レポート

昨年はギリギリ65分を切り念願のゴールドリングを獲得した富士ヒル。

さて今年はどう走ろうか、と考えつつ2月の優先エントリーを済ませ練習を重ねていました。

毎年のことではありますが、春先は仕事の忙しさと花粉症の影響で調子を落としてしまいます。

さらに今年の春はプライベートでも色々と忙しく、20分間走などの練習は昨年よりも1割近く低いパワーでしかこなせない状態。

やや不安に思いつつも調整期間に入ろうかという5月下旬に衝撃の事実が判明しました。

主 催 者 選 抜 ク ラ ス

 

 

そういえば、エントリー時に「主催者選抜クラスでの参加を希望する」にチェックを入れて出したような気がします。

まさか昨年の上位入賞者も含む猛者達100人の中に自分が入れるとは思わず・・・

しかし、選ばれた以上は走るしかありません。

チャンピオンたちの走りをこの目に焼き付けてやるぞ!というモチベーションを持って、疲労をうまく抜きながらコンディションを整えて当日を迎えたのでした。

 

ちなみに前日は夕方までお店に立ち、そこから車移動。

お客様が探してくださった民泊施設?に泊まってしっかり眠ることが出来ました。

主催者選抜クラスは金色ゼッケン。これに恥じない走りをしたいものです。

 

 

当日(レース前)

起床は午前3時。朝食はざるそばとヨーグルトで約500kcal。

外からは雨音が響いてきますが、行くしかありません。

指定された富士急ハイランド駐車場に移動して、ローラー台でウォーミングアップ。

昨年より少し長め、25分ほど脚を回して身体を目覚めさせます

調整には成功したようで、身体は軽くパワーも良く出ます。

 

5時20分には駐車場を出発し会場に向かって荷物預け。かなり寒いので防寒具は羽織ったままです。

スタート前に一枚。出走86名と少人数のクラスなので、事前整列の必要も無く落ち着いて待機できました。

 

 

レース編

号砲と共にいよいよスタート!

先導者つきのパレード走行ですが、会場から上る最初の坂道でも時速20kmぐらい出ており年代別クラスより明らかに速いです。

高いケイデンスで脚を回しながら暖機運転で進み、胎内洞窟入口交差点を左折したらいよいよレーススタートです。

一気にペースが上がり振り切られるのも覚悟していましたが、入りは意外とゆったり目(とはいえ速い)。

料金所が見えてくるあたりで天照(アマテラス)の大野選手が強烈なアタック!

が、誰も追わずそのまま50mぐらい先行していきました。

 

料金所前の平坦を終えると集団は淡々とペースを上げて登坂開始。

今回の自分の作戦としては

「限界になる寸前まで先頭に付いていき、あとは我慢」

でした。

チラッとパワーメーターを見るとだいたい260W~320Wぐらいで推移(体重57kg)。

とりあえず10分ぐらいは何とかなりそうです。

 

年代別クラスよりペースの上げ下げが激しく、自分の力に余裕が無いのもあってインターバル走のようにも感じます。

一合目下駐車場あたりで心拍数が限界に到達、同時に先頭と少し間が開いてきたもののまだ集団最後尾にぶら下がっている状態。

計測開始点から一合目下までは9分53秒、ゴールドを獲得した昨年でも10分26秒なので明らかなオーバーペースです。

そこからしばらく粘ったものの、計測開始地点から15分ほどで完全に集団から遅れてしまいました。

無理をすればあと5分ぐらいは何とかなったかもしれませんが、とにかくこれからはひとつでも良い順位をとるために頭を切り替えて走ることにします。

 

3合目あたりからは同じぐらいのタイミングで遅れた117番の尾鷲選手と二人でローテーションしながらの登坂。

ヒルクライムとはいえ、人の後ろに着くと明らかに楽が出来るもの。

緩斜面では尾鷲選手が、急勾配では自分が前に出てそれぞれ20~30秒ずつ潰れないギリギリのペースで廻していきます。

 

年代別クラスであればメイン集団から遅れても前後に大勢選手がいるのでペーシングがしやすいですが、先頭スタートの主催者選抜クラスでそれは望めません。

強くなってくる雨脚、冷えて動かない身体、孤独なヒルクライム・・・

最後の平坦区間ではもう脚が回らず、尾鷲選手にも20mほど置いていかれてしまいました。

 

さて、迎えたラスト700mの急勾配区間で後から2名追いついてくる選手の姿が。

そして、10m前には先行していった尾鷲選手がやや失速気味で登坂中。

この4名でのスプリントになるな、ということで軽いギアに落として4番手に付きます。

 

最後のトンネルを抜けて、ラスト300m。

シッティングのままギアを上げてゴールスプリント(時速18km)

ギリギリ他の3名に先行してラインを超え、61位フィニッシュとなりました。

 

タイムは65分54秒04。

昨年より1分余り遅れ、残念ながらゴールドには届かずでした。

しかし、序盤のトップ選手のハイペースで潰れてからもうまく走りきれたので、悪くない内容だったと思います。

 

五合目は気温6度。寒さに震えながらの下山を終え、完走証を受け取ります。

今回はシルバーリング。

皆様応援ありがとうございました!

 

 

この悪天候と低温のため未出走者が2500人ほどいらっしゃったようですが、それもある意味賢明な判断だったかもしれません。

そんな条件でありながら、トップクラスのレベルは年々上がる一方。

主催者選抜クラスでは13人が57分台、22人が60分切り(プラチナリング)。

いつまでも同じ走りをしていては置いていかれるばかり、停滞は後退だなぁ、と思うのでした。

 

来年はまた年代別クラスからチャレンジしていくことになるでしょう。

出走された皆様、大変お疲れ様でした!

そして、来年の大会でもよろしくお願いします。

 

 

追伸・・・

今回のレースでは、心拍計にAir Fit(エアーフィット)を使用して出走しました。

手持ちの心拍計を胸に貼り付けることが出来るキットで、バンドによる締め付けから解放されるので呼吸が重要なヒルクライムには特におすすめです。

 

こちらの紹介はまた別の機会に・・・